

看護師として、病院(病棟・外来)、訪問看護、訪問診療と、様々な現場で看護を実践してまいりました。病院勤務時には、沢山の患者様・ご家族様から「ここ(病院)では出来るけど、家でも出来るかな…」等の不安の言葉を聞き、医療機関だけでは支えきれない生活部分まで含めて関わる在宅医療の重要性を強く感じました。患者様一人ひとりの価値観や生活背景を尊重し、本人らしさを大切にした看護を提供すると共に、ご家族の方々の不安や負担にも目を向け双方が安心して在宅生活を続けられる支援を行いたいと考えました。
また今まで私は夫の仕事(医療職で緊急対応をほぼ毎日行っていた)を優先し、家事・育児をほぼ一人で担い仕事を行ってきました。「子供の体調不良や学校行事での欠勤」「勉強会は勤務後に開催されるものが多く毎回不参加」という家庭中心の働き方になり、同僚への申し訳なさや肩身の狭さを感じた経験があります。だからこそ自分が作る職場では、子供の急な体調不良でのお休みや、学校行事等への参加には「お互い様」と支え合える環境を作り、社員全員が家庭を大切にできる働きやすい職場を作りたいと思いました。

創業にあたっては、不安も拭い切れず悩んでいた時期もありました。しかし以前勤めていたステーションの利用者様が「あなたが立ち上げたらそこのステーションに移りたい」「最期まで看てほしい」と言って下さる方が多く居られ、心強い多くの言葉を頂き、創業を決心する大きな後押しになりました。
私が創設する訪問看護ステーションは利用者様とそのご家族は勿論、私自身、そして共に働く社員、私と社員の家族『みんな』の『望み』を『満たす』訪問看護ステーションにする事を理念に掲げ、この度創業に至りました。
